着物を高く売る為のポイント
着物は売るお店、時期やデザイン、作家などで価値が大きく変わってきます。良い着物を持っていても条件を満たしていないと二束三文で買取されてしまいます。
また、現在では着物の中古市場はそれほど活性ではなく、安い買取価格になってしまいがちです。ですから着物を売る際には過度な期待はせず、タンスの中を整理するのが目的と考えておくと気持ちの上では楽かもしれません。
もちろん、中には高値で買取される着物もありますので諦めずに査定に出してみてはいかがでしょうか？
価値を理解している業者に売る
着物を高く売るならどの業者に売るかは重要です。
着物や和服を買取してくれる業者は複数ありますが、業者ごとに査定基準が異なっていたり、着物に詳しくなかったりします。
着物を少しでも高く買取してもらいたい場合は着物に詳しい査定スタッフがいる業者を選ぶと良いでしょう。
着物のシミや汚れに注意する
残念ながらシミや汚れの付いた着物の買取相場は二束三文であまり価値がありません。
着物を売るのであれば、着物のシミや汚れ、虫食いなどには細心の注意を払う必要があります。
着物を汚さないためには普段から気を使って着物を着用するのはもちろん、湿気や虫食いなどに注意して大切に保管しておく必要があります。
証紙など付属品もまとめて売る
着物の買取価格を上げるためのポイントとして、証紙などの付属品や、一緒に使っていた和装小物もまとめて売るのが良いでしょう。
証紙は着物の価値を示すために重要な証明書で、証紙がない場合は貴重な着物でも買取価格が大幅に安くなってしまう事があります。
また、着物と一緒に和装小物も売ることができる業者が多いので、まとめて売ると買取価格に上乗せしてもらう事ができます。
着物の買取で失敗しない為に
古くなる前にできるだけ早く売る
着物にも流行り廃りがあり、流行の過ぎた古い着物は買取価格が安くなってしまいます。
流行は10年〜20年程度で移り変わっており、緩やかではあるものの常に変化していきます。
焦って売る必要はありませんが、いつまでも保管しておくと流行が過ぎ去り買取価格に影響を与えてしまう可能性があります。
安い買取価格の場合は断る
着物の査定を依頼した結果、算出された買取価格に納得できなかったり、異常に低いと感じたら断る勇気も必要です。
あとから「売るんじゃなかった・・・」と後悔してしまうくらいなら無理して売る必要はありません。
着物は選んだ業者によっては、査定基準が異なっていますので、同じ着物でも買取価格が異なる場合があるのです。
クーリングオフ制度を利用する
着物を売ってしまった後でも、クーリングオフ制度を利用すれば取引を無効にする事ができます。
例えば、訪問買取で着物を買取されてしまった場合などはクーリングオフが有効です。もし着物を売った後に後悔するような事があればクーリングオフを利用してみると良いでしょう。ただし、クーリングオフには色々な条件がありますので、事前に確認しておくと良いでしょう。